プゥコメモル

突然進化する

4

腰痛でうーんとうなっていたら、
プゥコが腰を叩いてくれた。

私「あー気持ちいい。もっと強く叩いていいよ。」
プ「良かったね、プゥコがいて。
今まで誰もやってくれなかったでしょ。」
私「プゥコが生まれる前はパパが叩いてくれたんだけどね。」
プ「え!?プゥコが生まれる前、パパがいたの?」
私「そうだよ。」

プ「じゃぁ、よかったじゃーん。お母さん、プゥコが生まれてない時でも一人ぼっちじゃなかったんだね。そして、今は3人だから、幸せだね。でも、時々、お母さんとプゥコの2人になるけどね。だって、パパは会社に行かなくちゃいけないでしょ。でも、二人っきりも楽しいよ、きっと。お母さんもそう思うでしょ?」

私「………あ。は、はい。」

プゥコが突然ベラベラとよどみなくまくしたてたので、
目の前にいる3歳児は本当は一体何歳なのだ?と
耳を疑ってしまった。

プゥコはフェードイン(だんだん大きく)するってことがない。
突然ピコッと進化するから面食らう。