子供たちの手紙交換
文字を覚えたての子供たちの間で、お手紙を交換するのがはやっている。
最初のうちは、相手が読めなかったら申し訳ないと思って、
難解なプゥコ文字の日本語訳を脇にそえてあげていたのだけど、
プゥコのプライドが傷つくようなので、今は全くのほったらかし。
しかもすべてに目を通しているわけではなく、
相手のママさんに、プゥコちゃんからこういうお手紙をもらいました、
という報告を受けて知ることがほとんどである。
子供達の手紙はとてもセンチメンタルだ。
「またあそぼうね」「おてがみちょうだいね」に加えて、
「だいすきだよ」「ともだちになろうね」「たいせつだよ」
「ずっとずっとしんじてるよ」「きをつけてね」「おこってないよ」
…などなどの、知りうる限りありったけの愛の言葉!
今生の別れか!?と思ってしまうぐらい。
こんな言葉を羅列するのが手紙ってものだと思っているのだろうなー。
私はそんな愛の言葉の中に、時折紛れている
素の文章を見つけるのが好きだ。
例えばこんなの。
「あたまのなかにトトロのおうたがきこえるんだけど、
なんででしょうね?」
「ねてるのは8じだもんねー」
「○△□×←かたちだよ」
「きのうれんこんがたべれるようになったのだーよ」
「えがプゥコのにばんめにじょうずだね」
(1番絵が上手なのはプゥコで2番目は相手のコだという意味)
愛の言葉は締めにひとつだけのほうが効果的だと思うけど、
その、逆の現象ってことですね。
少ない素の文章にきゅんっとします。