妹感覚
私と妹はけっこう年が離れているので、
妹が小さい頃のことはよく覚えている。
プゥコといると、その時のことがよくよみがえる。
しかも何の冗談なのか知らないけど、
プゥコは妹の小さい頃にソックリなのだ。
だから、しょっちゅう、プゥコのことを
「わかば!」と呼んでしまう。
「お母さんね、」と言いたいところで、
ついつい「おねえちゃんね、」と言ってしまう。
先日、プゥコが、
「おかーしゃん!チガ、が出たからバンショコ貼って!」
と叫んだ時に、私の死んだシナプスが
水を得た魚のようにどよめく気配がした。
実家の母に聞いてみたら、案の定、
「わかばも、小さい時、血のことを“チガ”って言ってたよ。」
とのこと。やっぱりな。
こんなに似ているようでは、
私が、プゥコを妹感覚で育ててしまうのは
やむ終えないわけで…。