プゥコメモル

友待ち座り込み

学校から帰ってきて30分ぐらいたった頃、
プゥコのお友達が2人、
突然、家にピンポーンとやってきた。
「あーそーぼ!」
遊ぶ約束をしていなかったので、プゥコ大慌て。

うちは、ちょうど仕事の
大型機材の移動途中で、
玄関までモノがあふれていて、
家の中にあげることもできない。
というわけで、プゥコの支度ができるまで、
玄関の外で待っていてもらうことにした。

外で待ってる二人がかわいそうだと思って、
話しかけようとドアをあけてみると、
二人とも、キックボードを立てかけ、
背筋をピンと伸ばして、立ったまま本を読んでいた。

その用意周到さと慣れた感じが、
座り込みデモというか、
アイドルとの握手会を待つファン、というか、
ともかく、絵面が面白くて笑ってしまった。

聞くと、2人で遊んでいたんだけど、
場所がなくて、プゥコんちなら遊べるかも、
と思って、思いつきではるばる来てくれたらしい。
(ちょっと遠くのマンションの子たち)

実は、ピンポーンと鳴る直前まで、
「今日本当は友達と遊びたかったのに!」と、
プゥコが泣いていたのをなぐさめていたので、
ナイスタイミング!

プゥコ、涙をふいて、おやつのグミをもって、
元気にでかけていったのでした。

ポシェットの中にサイダーの蓋
いい匂いの残り香を時々嗅ぐためにいれてあるらしい