別れのプレゼント
朝。保育園。
私「ほら、みんな待ってるよ。バイバイ。」
と教室のほうへ促す。
私は足早に玄関へ向かっているのだが、
プゥコは名残惜しそうに、何度もおいかけてくる。
「おかーしゃん、プレゼント。ハートのお砂糖だよ。」
「おかーしゃん、これはおまけ。
ソーダ味のガムだよ。味がなくなったらペッしてね。」
いろんなエアープレゼントをくれる。
そして最後に
「おかーしゃん、ぎゅうしよっ!」
ぎゅうする。
これで終わりかと思ったらまた戻ってきて、
「おかーしゃん、プゥコがいなくてもさみしくないよ。ちゅっ。」
もうっ(泣)
強烈な後ろ髪ひかれ感をかもしだす天才!