プゥコメモル

初めての美容室

プゥコは全くじっとできないので、
ヘアカットに費やせる時間は一度に5分が限界。
毎日5分ずつカットして、
数日後にカタチになる、という感じなのです。
ところが、私の度重なる乱雑カットで
ラインがぐちゃぐちゃになってしまったので、
ここらでプロにそろえてもらおうと決意。

さぁさぁ、お手並み拝見といきますか。
プロの美容師さんの、カット技術というより、
子供の手なづけ術を学ばせていただこう!

…なんて感じで眺めていたのだけど、
プゥコ、最初から岩のように動かず。
20分間、DVDを見続けた。
終わっても表情ひとつ変えない。
「はい!終わりですよ。」と解放されても、
一歩も動けなくなっていた。
目もぼーっと一点を見つめたまま。
おーい!どうした!?

私の隣に座って会計を待っていたら、
やっと人心地がついたらしく、初めてのひと声。

プ「さぁ!なにをくれるの?」

(お母さんは小さい時に床屋にいったら
チューインガムをもらったよ、と教えてあった。)

が、美容室は何もくれなかった。
店をでて二人きりになると今度は

プ「さぁ!なんかいいもの買って。」

な、なんだ?
聞き慣れない「さぁ!」ってのが続いたぞ。
しかも、何ももらえないとわかると買え、とな!?
美容室でちやほやされて、
良からぬ選民気分に陥ってしまったらしい。
よし!次回からはまた自宅でヘアカットだ。
(高いんだもん)

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私のほうを一度もみてくれなかった。