出血サービスデー
ちょっと長い。
2月。プゥコが第一志望の中学校に合格。入学手続きにいきました。
憧れの中学校に正式な保護者として行ける最初の日。
私は気合いがはいりすぎて、白いコートに、白いパンツ、白いマスクに、白い靴という、過剰なホワイトムーブをかましていました。「私をあなた色に染めて!」という憧れ校への気持ちがあったのかもしれません。
まずは申込書に記入を、と下を向いたら、おっと、鼻水だ!もう花粉の季節か?とりあえず書いてしまおう、とそのまま書いておりましたところ、壊れた蛇口状に出ているようで、マスクが重くなってきたので、鼻をかもうと顔をあげたら、だだだだーっと申込書が血まみれに!
「鼻水じゃなくて鼻血か!!」
そこからは周りのお母さんや先生たちがティッシュや新しいマスクを恵んでくれまして。プゥコは隣で淡々と立っていて、ビックリさせちゃってるんだろうなぁと申し訳なく思いつつ、とりあえず、荷物は持ってくれたので、そそくさと一人、トイレへ。15分ぐらいしてやっと落ち着きました。真っ白い服に全く血がついていなかったのは、周囲の方々の優しさのおかげです。
動揺していましたが、無事、手続きは済ませて帰宅。手続きが済んだお祝いに外でお昼ご飯を食べようということになり、家族3人で街へくりだしました。冗談半分で「また出てもいいように、黒づくめでいくわ〜!」と全身黒に着替えました。
ところが、食事処でピリ辛坦々うどんを数本すすったところ、またしても鼻血が!辛いものを食べて刺激されたのでしょう。また、トイレで止まるのを待っていたのですが、今度は全然止まらない。そのうち、もうひとつの鼻も決壊し、両鼻から流れてきました。口からもうがいをしているかのようにごぼごぼと血があふれてきて(吐血ではない)クラクラしてきて立っていられず「あ、死ぬ」。
ショッピングモールだったので大ごとになって救急車がきて、乗ったところでやっと鼻血が止まったのです。そのまま病院には搬送されずに帰宅。救急車の人が親身になってくれてすごい安心感でした。結局、日をあらためて検査などをしたところ、鼻血の止め方が全然なっていなかったのと、受験のストレスだろう、という結論になりました。その後1週間、貧血で寝込んでいました。結構血を失ったー。
それ以来、プゥコも相方も「お母さんが外で鼻血がピュ〜ッと出るトラウマ」に怯えるようになり、外出時には、
・お母さんが鼻血がでた時のティッシュ(箱ごと)
・お母さんの鼻紙をいれる黒いゴミ袋
・お母さんが鼻血をふく用タオル
・お母さんが鼻血がでた時欲しがっていた水
を、それぞれが自主的に持ち歩いていることが判明。
愛だぁ、愛💕😆
イラスト:プゥコ