プゥコメモル

伝説寸前!卒業式

卒業式の前の週、なんかあったらしくすっかりヘソを曲げてしまったプゥコ。
卒業式の話をするだけで機嫌が悪くなる。
着る服も決まってないのに。

学校からのプリントにも何も書いてなくて、私は卒業式って何着るの?って状態。
(私が小学生の時は、中学の制服を着て卒業式をやった気がするんだけど。。)
ともかく、家にある中で一番ちゃんとした格好、つまり、2年前に着たショートパンツのスーツを着てもらおうと思っていたんだけど、何しろ、最後に着たのが2年前。
果たしてまだ着れるのか?ちょっとだけ着てみて欲しいのに、

「卒業式なんてパジャマでいい!」
「卒業式でたくない!休む!」

あーあー。
プゥコの晴れ姿、みたいなぁ。
卒業式に出てくれるなら、パジャマでもいいや、と半分覚悟していました。

そして当日。
前日に懇意にしている美容師さんにヘアアレンジのやり方を聞いたりして、なんとか即席でパンクな感じにプゥコを仕上げることに成功!奇跡的に2年前の服も着れた!(プゥコは寝ぼけていたのと、順番にセリフがまわってくる”呼びかけ”の練習に気をとられていたので何も言わなかった)

卒業式に行ってみたら、みんな、キラキラ!和服人口多し!今どきの小学生は袴なのね!知らなかった!
こんな中に、パジャマのプゥコが紛れていたら、それは伝説になっていたに違いない。
10年後に同窓会で「そういえば卒業式にさぁ、、」と絶対話題にのぼるやつ!

プゥコ、卒業式の間中、ずっとむっつりしていて、正直、感動も何もなかったですね。
私はもっとお母さんや読み聞かせボランティアで仲良くなった子たちと、別れを惜しみたかったのに、終わると即行で帰りたがるし。

そしてうちに帰ったとたん、人が変わったように、
「学校終わったー!いぇー!もう行かなくていいー!やったー!いぇー!」
と満面の笑みでくねくねと踊りまくっていました。
その笑顔が卒業式に欲しかった!

幻の伝説風景予想図(イラスト:プゥコ)