井の中のプゥコ
プゥコは、中学で気づいたことがあるのです。
この時期、自己紹介をする機会が多いのですが、プゥコが話している時だけ、みんなが近寄ってくる。なんでだろう?と思ったら、自分の声が小さいのだ、ということに気づいたんだそうです。
今までプゥコの友達はみんなのんびりしていて声が小さい人ばかり。
だから、自分は声が大きいほうだと思っていたようですが…。
いや、小さいと思うよ?
だって、私の娘よ?佐々木家の娘よ?
東京ハイジは、二人とも声が小さくて、仕事とかで他の方たちと打ち合わせをしていると、まわりが(声を聞こうと)近寄ってくるんです。さらに声が小さいのが伝染して、最終的にみんながヒソヒソ声で打ち合わせをしているんです。そんな私の遺伝子を受けついでいるんですからね。
(私の母は語り部で、耳の遠い老人にも好評な、よく通る良い声をしています。佐々木家の七不思議のひとつです。弟も何言ってるか聞こえない。兄弟全員声ちっさい。)
イラスト:プゥコ