プゥコの秘密の願い事
プゥコの水晶のブレスレットが壊れた。
またぐずぐず言うと思ったので私は先手を打った!
私「すごいじゃん!
水晶はね、身代わりのパワーストーンだから、
壊れたってことは、プゥコのかわりに悪いことを引き受けた、とか、
何か願いが叶ったってことなんだよ。最近いいことなかった?」
と、もっともらしく説明したところ…。
プ「ほんと!?」
信じた!良かった!
プ「でも何が叶ったんだろう。
願いが叶ったっていうことは、アレ、のことかな?
どうしよう。プゥコ、今すぐ宇宙に行って確かめなくちゃ。」
プゥコがいつもいつも願う願いごとがひとつあるのです。
それは
「プゥコが考えた地球が、本当にありますように。」
ということ。
プゥコが考えた地球では、
安いものが高くて高いものが安いからダイヤモンドが1円で買える世界であり、
見た目が5歳でも、プゥコの中身は10歳で先生になれるぐらい何でも知っている世界であり、
水が流れる涼しげな一軒家に暮らしている世界であり、
うんちとかおしっことかいってもお下品って怒られない世界であり、
つまりつまり、何が言いたいかというと、その地球は、
プゥコの理想がいっぱいつまったミラクルパラレルワールドなのです。
そんな理想の地球が、今、自分がいる地球のすぐ下に、
本当にありますように、というのがプゥコの願いなので、
その願いが叶ったかどうか、宇宙にいって確かめてこなければ!
と、騒ぎだしたのでした。