プゥコメモル

プゥコのおすすめ本

プゥコは、なまじ漢字がわかるので、
図書室で背伸びした本ばかり借りてくる。
子供っぽい本は嫌なんだそうだ。

太宰治の「走れメロス」を借りてきて
「結局どういうこと?」と聞いてくる。
「昔話法廷」を借りてきて
「被告人ってなに?」と聞いてくる。
つまり、全部わかるわけでも、
最後まで読んでいるわけでもなく、
大人っぽい雰囲気にひたっていたいだけなのだと思う。

先日借りてきたのは「5分後に意外な結末」
という短編集。
「お母さんも読んでみて、特にこの話がおすすめだよ」

そのお話のあらすじは・・
ある男が衝突事故に巻き込まれる。
事故を起こした相手の女性(美人)に
色仕掛けで酒を飲まされ過失責任をなすりつけられる、
というなんとも後味の悪いお話。
こんなのをおすすめ!?
プゥコ、迷走してない?

世の中には、子供のうちに読んだら絶対楽しい
胸おどるファンタジーや想像力が無限に広がる
きらびやかな話がたくさんあるのに。
なんで厭世的でシニカルなものばかり読むのか!
非常にもったいない気がするのです!
かといって私が独断で買ってあげた本は全然読んでくれないし?
本ってどうやったら読む気になってくれるの。。。?