フライング休校の日々
ここだけの話、いろいろあって、
私の都合でフライング休校させていたプゥコ。
平日はプゥコと二人、ひっそりと、
群れを追われた山猿のように暮らしていました。
まずは午前中は「体育」すなわち散歩強行軍。
1時間近く近所をひたすら歩くのですが、
「どうして平日に小学生が？」と思われるのがいやで、
人目を忍んで公園の裏道や誰もこない神社を歩いていました。
幼稚園児の集団などとすれ違う時にはこそこそ。
家に帰って「国語」
「スーホの白い馬」の馬頭琴をYouTubeできかせたり、
スーホは馬がいなくてどんな気持ちだったか、を
ノートに書かせたり。
私の作った「給食」のあとは「算数」
立方体を画用紙で作って、辺と面と頂点の数を数えてみたり。
「音楽」はリコーダーの指使いをマスターさせ、
ピタゴラスイッチの吹き方を教えたり。
「図工」は透明の容器やペットボトルを使って
未来風ひな飾りを作りました。
これでみっちり5時間！
休ませてしまっていることへの罪悪感から、
私は、実に真面目に先生をしていたと思います。
プゥコは友達と会えなくて寂しそうだったけど、
「お母さんはプゥコが守る！」という気持ちで、
健気に「おうち学校」につきあってくれました。
しかしそれも3日が限度だったー！
私、小学校の教員免許持ってるはずなのに
教えるの大変すぎ！
先生にならなくて本当によかった！
3日でやることがなくなって困っていたら、
担任の先生が春休みの宿題のドリルを先行して
差し入れてくれて、ありがたかった！
そうこうしているうちに、本当に全国的に休校に。
結果的に欠席は5日間で済んだのでホッとしました。
早く安心して学校に行かせられる世界に
なりますように！