パパの初恋相手
「お友達のえみちゃん(仮名)が、あき君(仮名)のこと好きなんだって!」
などとプゥコに恋話を聞いていたところ、
相方が聞かれてもいないのに自分の初恋の話をしはじめた。
「そういえば、パパが小学校の時、
はじめて好きになった女の子の名前、トモコ、だったよ。
お母さんじゃないよ。別のトモコちゃんだけどね。」
と、実にど〜でもいい話をしながらトイレに行った相方。
相方不在のところで、プゥコがひどくあわてた様子で言ってきた。
「お母さん、今の嘘だからね!
パパ、嘘ついてるんだよ。
パパがはじめて好きになった女の子はお母さんのトモコだからね。
パパのこと、信じないで。だから、安心して。」
う、うん。
プゥコの中では、お母さんとパパが
小学校の時も一緒だったことになっているのだろう。
なんだかとても気を使ってくれているのだな…。
夫婦仲に大人なお気遣い、恐れ入ります。