プゥコメモル

バットエンド

寝る前にその場で思いついた
適当なお話をしてあげているのだけど、
その中でも定番になったひとつ。

プゥコの好きなパパブブレ
フルーツキャンディの袋の中の話。

主人公のいちごキャンディは
いつかプゥコに食べられる日を夢見ている。
ところが、なかなかご指名がかからず、
結局最後の3粒に残ってしまう。
3粒のうち、プゥコはぶどう味を指名。
お母さんはみかん味を食べ、とうとういちごは最後の1粒に。
いちごがションボリしていると
「もう1個しかないから、最後のいちごも食べていいよ。」と
お母さんのお許しが出て、プゥコの口の中にはいったいちご。
いちごキャンディは、幸せ〜といいながら、
プゥコのお腹に消えてゆくのだった…。

何度もしている話なのだけど、
ある日、プゥコがそれではダメだ!やりなおせ!
と言いだした。

プ「いちごキャンディちゃん、いや!ってプゥコが言うの。
おいしくない、ぺっ!ってだしちゃうの。」
私「そしたら、悲しいお話になっちゃうよ。」
プ「いいの!やって!」

私「やっぱりいちごちゃん、いや!と、
プゥコはお口からぺっと出してしまいました。
じゃぁお母さんが食べる!と、お母さんが食べました。
いちごちゃんはえーんえーん泣きながら
お母さんのお腹に消えてゆきましたとさ。
おしまい。」

プ「やったー!わーいわーい!あーおもしろかった!」

おーまいがーっ!なんという残酷物語…。
実際食べてもいないのに、私の罪悪感ったら。

papabubure