ぷっちょ
実は、お菓子に関しては高級志向の私。
特にコーラ味とかグミとか
イチゴ香料のポッキーとかは苦手。
チューイングキャンディーも苦手。
ねるねるねるね、みたいな食育玩具の味も苦手。
マーブルチョコも苦手。
ところが、プゥコは庶民派お菓子が大大大好き。
おいしいものは共有したい派のプゥコは惜しげもなく
「おかーしゃんも食べな。」と口にいれてくれる。
断ると「なんで!?」とビックリされる。
そして、いちご味のぷっちょも
当然のように、私に配給されたのだが…
とれちゃったんです。
さし歯が。(もちろん私の)
即、プゥコ連れで、歯医者へ行くことに。
歯医者さんが
「どうしてとれたんですか?」というので、
「ぷっちょが。」
と言ったら、ものすごくウケてた。
治療中、神妙に待合室で治療が終わるのを待っていたプゥコ。
私の歯がなおったのを確認しながら心配そうに、
プ「もう、ぷっちょは食べないからね。
ポイって捨てちゃってね。」
その日、会社から帰ってきた相方に、
カバンをおろす時間も惜しんで、
トップニュース扱いで歯のことを一生懸命説明してた。
プ「……だからね。プゥコ、ぷっちょはもういらないの。」
私の身を削った事故が、思いがけず、
ぷっちょ嫌いになる原因になったようで。