ターニングポイントは2才4ヶ月
プゥコは全然話さなかった。
話したとしても語尾だけ繰り返すパターンで、
おやすみ→「みー」
おばあちゃん→「ちゃん」
という程度だった。
集団行動に慣れた子たちは
もうペラペラしゃべるのに、
プゥコだけは相変わらず無口だった。
ところが、
2才4ヶ月になる1週間ぐらいの間で、
3語文ぐらいをあっという間に話すようになった。
「てにをは」の使い方も完璧で。
ここんとこ毎日、
プゥコの口から
全く思いもよらなかった単語が
ぽんぽん飛び出してくるので
いちいち新鮮だ。
そういえば私、
大学入学のために青森から出てきたとき、
テレビのニュースを真似したり、
自分の声を録音して聞いたりして、
標準語を完璧にマスターするまで、
クラスの誰とも話さなかった。
大丈夫いける!ってなってから
標準語生活に切り替えた。
誰にも青森出とは気づかれない、
完璧なデビューだった。
プゥコもそういう系?