スネ夫ママ言葉
相方、すなわちプゥコのパパは、
 気弱なジャイアンキャラだ、と
 私は分析している。
 言葉づかいも、
 時折注意したくなるぐらいガキ大将だ。
が、プゥコが産まれてまもない頃、
 プゥコ相手の相方の言葉づかいに、
 私は驚愕したものだ。
「お椅子に座りましょうね。」
 「お梨、おいしいの?」
 「おみかん、食べる?」
 「お帽子いやなの?」
 「お足がかわいいね。」
 「おヨダでてるよー。ふきふきしようね。」
 (おヨダ=よだれのことらしい!)
絶対に、スネ夫のママが降臨してる。
 今にも「ざあます」がとびだしそうだった。
 最近でこそ、謎の「お」つけ言葉はなくなったが…。
多分、最初は、
 プゥコにどう話しかけていいかわからず、
 自分が知りうる最高級の言葉を
 がんばって使おうと力んだ結果の
 「お」つけ言葉だったのだろうな。

