プゥコメモル

イケメン探し

いつもの日課の散歩の帰りにスーパーに寄った。
私は単独行動で、歩き慣れた店内をまわって次々に必要なものをみつけてゆく。

するとお菓子売り場にいたプゥコが私を探しにきて、

「お母さん!今、すっごいイケメンいたよ!
芸能人みたいだった!赤いヘッドホンしてた!」

「なにー!?」

お会計はパパに任せて、プゥコと二人、イケメンを探すことに。

ちょっと前のことだったらしく、店内には既にいないようだったので、店の入り口を見張りつつ、店の外周付近を捜索。

いや、私は、イケメンをみたいというよりは、プゥコが、どういう人をイケメンとみなすのか、に興味があっただけなんですけどね!あくまでね!

目を皿のようにして、絶対見逃さないぞ!という気迫でチェックしていたところ、少し離れた場所から呼ぶ声。

「もう、行くよ!何してんの!」

会計を終えたパパがプンスカしていた。
あんな厳戒なイケメンチェック網をかいくぐったとは!
そなたは忍者か!?

姫をかしずかせる私
忍者に身をやつした身分のある人風で?
(2年前のコスプレ写真)