プゥコメモル

これって思うつぼ?

8

ある日、プゥコはとっても悪い子でした。
先生が何か質問すると口をとがらせて「ぶっ」と言うし、
先生が「これ、ヘビさんいるよ」と絵本を指差したら
「違うよ!ヘビだけど違うよ!」と意味不明の否定。
「ぞうさんはどこにいますか?」と何度も聞かれたのに
探そうとせず、先生を無視。

帰り道、二人で手をつないで歩きながら。

私「今日はとても悪い子だったね。
先生、悲しそうだったよ!
お母さんはとても恥ずかしかったよ。
そんなプゥコやだな!」

プ「プゥコを怒ったらプンするよ。
もうお母さんのいうことなんて聞かないよ!
プゥコのことを悪い子って言わないで!
悪い子っていうとバンするよ! 」

私「わー。バンするなんてやっぱり悪い子だね。
バンする子はここに置いていこうかな。
お母さんひとりで帰るからさ。」

プ「お母さんはプゥコのお世話をするのが仕事でしょ!
ここに置いていったらダメなんだよ!泣いちゃうよ!」

私「いいよ!泣いて!」

精一杯の大声で怒鳴り散らすプゥコ。
それでも二人で手をつないで歩いていた。
そのうち、静かになったなぁ、と思って顔をのぞきこむと、
目にいっぱい涙をためている。
そしてぐじゅっとした声で

プ「おがーしゃん、仲直りちて。お願い。ごめんなしゃい。」

そんなことで大人をあやつれると思ったら…

その通りだよ!

無条件で許してあげた上にさらにおまけをつけたくなりました。