アネハイジがくるというので
だらだらと待つ。
漫画「ハチミツとクローバー」全5巻を持ってきてくれた。
ソファの上で、
それからカーペットに転がって、
または部屋のすみの壁にぴったりくっついて、
そしてときどき大根とキャベツの漬物をつつきながら、
途中できついズボンをぬいだりして、
4時間かけて読み終わったのだった。

遅くに起きて、しばらく漫画を描く。
飽きてきたので本を読む。
天気の良い日には、もぐらは何をしているのだろう。
近所はマンション建設ラッシュで、
窓からはにょきにょきとクレーンのアタマだけが見えている。
夕方、ラーメンを食べに外に出る。
帰り道、気分が沈み始める。
部屋に戻る。
ハムスターを観察する。
絵を描く。

大雨。暗い。寒い。
機嫌が良くなる。
うきうきしてくる。
図書館で、「マチュピチュ　写真で分かる謎への旅」、
という本を借りてきた。読む。
ハンバーグを食べる。
ヨーグルトを食べる。

平和島駅近くの旧東海道に行く。
排気ガスをかきわけて、商店街を進む。
和菓子屋「餅甚」でみたらし団子とあべかわ餅を買う。
亡くなった祖母がこしらえたようなギュっとした味の餅。
パン屋でクロワッサンとポテトサラダパン購入。
袋を閉めるとき、一瞬バターの匂いがむっと漂う。

京浜急行線に差し込む夕日はまぶしくて目が痛い。
川崎にて、パソコンソフト「ToonBoom studio」購入。
家に戻る。
ソフトについて調べるため、ネットをする。目がぼんやりしてくる。

洗濯物をたたむ。
夜8時から代々木で打ち合わせがある。
それまで餅をひしひしと食べ、ほうじ茶をすする。
海辺のカフカ、を読んでいる途中。

1時に、注文していた本が届く。
窓の傍にソファを置いて本を読みはじめる。
アゴタクリストフ「第三の嘘」で、
それは「悪童日記」「ふたりの証拠」に続く三部作の三作目。
途中眠くなり、本の内容と入眠時幻覚とが混ざり合い、恐怖した。
中盤からは一気に読み進める。
夕方、弟が家にくる。
仕事の話などして帰る。
アレルギーのため、ほおの部分がかゆくなる。
家には誰もいない。
気分がふさぐ。

朝9時起床。
今日は丸一日を、家事に費やすことにする。
掃除機をかけ、床を拭き、台所を片づけ、洋服をたたみ、買い物に行く。
アボガドとあさりと春巻きの皮などを購入。

暗やみで、あさりを塩水につける。
30分後、何匹かが、舌を出し始める。
2時間後、ほぼ全員の舌がぬめぬめと出ている。
ヌーディな雰囲気である。

夜、昨日図書館で借りた「東京23区物語」（泉麻人）を読む。

今日は天気が良くて風が冷たい。
打ち合わせの後、書店を梯子して、前に住んでいたアパートに寄ってみる。
錆びた門を手でなぞる。
梅雨の時期、ここに握りこぶし大のウシガエルが座っていた。
窓に、今の住人が取り付けた薄赤色のカーテンがかかっている。
ねずみの家族はまだ出るのだろうかと考える。
細い路地をぬけ、現在のアパートまでの道のりを歩く。
途中、図書館に寄る。漫画本と小説とを借りる。
柿を食べながら、部屋で本を読む。

美容室へ行く。
半年間放置されていた髪の毛は、四方八方にふくらんでいる。
円形脱毛していた場所は、
周りに歩調を合わせられずに、場違いな毛束を育てる。
渡された雑誌を広げる。
しゃぼん玉を食べる犬のコラムを読む。
前髪を切られる。目の前に、毛束が落ちる。
毛は赤く、まっすぐだ。
帰り道、むき出しの人形を背おった小さな男の子とすれ違う。

12時間ほど寝て昼に起きる。
雨だ。
メールを少し読んで、また布団にもぐる。
「日の名残り」、という本を読んでいる。
品格とは何か、を常々考えている、イギリスの執事の小説。
その後起きて、電気屋にゆくために電車にのる。
降りた駅で、牛丼屋に入る。
男ばかりのむさくるしい店内で、ひとり、
とても上品に牛丼を口に運んでいる若い女子がいた。
その隣に座る。牛丼定食を頼む。
漫画本とパソコンソフトを購入して、家に戻る。
めまいがするほどぐったりとしている。
そしてまた布団にもぐる。

きょうからG5さんでおしごとです。オーエステンばりばりです。
でもほんとのこというと、ぜんじょえぇん仕事モードじゃなくて
なんだかねむくてだるだるで、気付くとおふとんにすっぽり入ってるのよ。
だってさ、、読みかけの本がね、、いろいろあるし、、うん